ファンドレイジングの黄金律はAskとThank #02

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音声配信のstand.fmで「ファンドレイザー(資金と仲間集め人)の仕事」という番組を始めました。

第2回目の配信は「ファンドレイジングの黄金律はASKとTHANK」というテーマでお話をしました。

こちらから聞いていただけます。

ファンドレイジングの黄金律はAskとThank #02 - ファンドレイザー(資金と仲間集め人)の仕事 | stand.fm
ファンドレイジングの黄金律のAsk(尋ねること)とThank(お礼をいうこと)について。クラウドファンディングでも、お願いはたくさんしても、終了したら「ぴたっ」と連絡がこなくなる・・・それは悲しいですよね。

台本をこちらに貼り付けます。

ファンドレイジングの黄金律はAskとThank

こんにちは。ファンドレイザーの鎌倉幸子です。この番組ではファンドレイジング(資金調達となかまを増やすこと)についてお伝えしていきます。

今日のテーマはファンドレイジングの黄金律Golden Ruleについてです。

黄金律と聞くと「成功のための方法」と思っている方もいるかもしれません。実際には倫理的な意味で「他人から自分にしてもらいたいと思うような行為を人に対してせよ」という意味となります。

さて、ファンドレイジングの黄金律は2つあるといわれています。それはASK(尋ねること)、そしてTHANK(お礼をいうこと)です。

まずはASK(尋ねること、お願いすること)についてです。

よく「お金をお願いするなんて、申し訳なくてできないよ」といわれる方もいらっしゃいます。でも、お願いすることなしに、支援は集まりません。伝えない限り、みなさんがお金を必要としていることに気づいてもらえません。

たしかに「お金をください」は言いづらいかもしれませんが、自分がやりたいことはお話しできるのではないでしょうか。自分が解決したい課題とか、自分がつくりだしたい未来とかを言葉にすることが大切です。

人は人のがんばりを応援したくなる生き物です。また、未来への投資をしたい、よりよい未来をつくる一員になりたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

いま、クラウドファンディングが伸びているのは、人が前面に出ている挑戦だから、プロジェクトを通じてどのような未来がつくられるのかイメージできるから、支援をすることでそのプロジェクトの一員になれると思えるからだと思っています。

ですので「お金をください」という前に、自分が解決したい課題や実現したい夢をぜひ語ってほしいです。

そしてTHANK(お礼をいうこと)が大切です。ファンドレイザーの仲間が「1回お願いをしたら、7回お礼をいうべき」と言っていたのを聞いて、思わずそうだよなとうなってしまいました。

クラウドファンディグの期間中は、日々、FacebookやTwitterで活動の報告をしたり、支援のお願いをする。でも、お礼は目標金額が達成した日と、プロジェクトが終わった日のみ、というケースも見られます。

先ほどお話しした通り、支援者は人を応援したいと思っています。また未来への投資と考えています。

クラウドファンディングで目標金額を達成したことも喜んではくれますが、支援をしたお金で事業が実施されること、その事業を通じて何かしらの変化が生まれることを期待しているのです。

たとえ思ったような効果が出なくとも、それを教訓として生かし、新たな一歩を踏み出す姿に応援したくなるのです。

プロジェクト終了後、継続的に、支援をしてくれた方とコミュニケーションをとることこそ、支援をしてくれた人が末永くお付き合いできる仲間・ファンになってくれるかどうかが決まるカギだと考えます。

クラウドファンディングの期間中は、毎日のように情報を届けていたのに、終了後は、沈黙が続く…というのは、さみしいですよね。

逆にていねいなコミュニケーションを取っていた個人・団体は、2回目のクラウドファンディングの挑戦のときも、その前の支援者が、引き続き応援してくれるでしょう。

逆に、長い間、ご無沙汰だったのに、新しいクラウドファンディングが立ち上がったときにまたお願いの連絡が届くとどうでしょうか。「お願いしかしない人だな」と、評価されてしまいかねません。

ファンドレイジングの黄金律である「ASK(尋ねること)」だけではなく、「THANK(お礼をいうこと)」ができているのか、やってきたのか、振り返ってみましょう。

もし「できていなかった」と思うのであれば、「お礼を伝える計画・スケジュール」を立ててしまいましょう。

「お礼なんていらないよ」という方もいるかもしれませんが、やっぱり「ありがとう」といわれると嬉しいものです。

「他人から自分にしてもらいたいと思うような行為を人に対してせよ」と冒頭でお伝えしましたが、「お願いしたらお礼をいう」という、日常生活でやっていることを、ファンドレイジングの場でも忘れないようにしましょうね。

今日も聞いていただきありがとうございました。

調達したお金で、集まった仲間たちと一緒に、たくさんの挑戦できる世界になってほしいです。

ファンドレイザーの鎌倉幸子でした。

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