目標金額140%をこえる資金を調達「戦争・ISで傷ついたイラクの子どもたちの心と未来を救いたい!」

ファンドレイジング

日本国際ボランティアセンター(JVC)のクラウドファンディング「戦争・ISで傷ついたイラクの子どもたちの心と未来を救いたい!」が昨日、フィニッシュしました。

目標金額400万円をこえ、セカンドゴールの500万円も突破し、結果、406人から5,628,000円の支援が寄せられました。

戦争・ISで傷ついたイラクの子どもたちの心と未来を救いたい! - クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)
イラクでは長引く武力紛争により、多くの子どもたちが心に深い傷を受けています。子どもたちが心を開いて交流する場を作り、心のケアも提供します。 - クラウドファンディング Readyfor

プロジェクト終了時間の23:00の時点では402人でしたが、その後、振込などで支援をされた方のデータが反映され、今日の朝には406人になっていました。

クレジットカードの残高の問題などで落ちなかった人に連絡が行っているはずで、プロジェクト終了から2週間以内に入金があれば、その数字が反映されるのでまた数字が伸びるかもしれませんね!

「イラクのニュースを目にしたのはいつが最後だろう?」と思いクラウドファンディングを実施

「イラクのプロジェクトが資金難で、ファンドレイジングに取り組まねば」とJVCから相談を受けたのは今年の4月か5月だったと記憶しています。

私は今年の4月にJVCの専門アドバイザーに就任。それもあって受けた相談ごとでした。

組織概要
団体名称 日本語表記 特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター 英語表記 Japan International Volunteer Center 設立年月日 1980年2月27日 団体の格 特定非営利活動法人(NPO法人) 199...

「イラクの治安は最近どうなのだろう」と思った瞬間、私自身「イラクの情報は意識しないと日常生活において触れることが少なくなっている」と実感しました。

クラウドファンディングで取り組むことにしたには、クラウドファンディングのプロジェクトページがメディアの役割を果たすからです。このページを通じてイラクの子ども達のいまを知ることができる機会になります。実際コメントで「最近のイラクの事情を知れた」というものがありました。

クラウドファンディングが果たす役割として

  • ファンドレイジング(資金調達)
  • メディア
  • アドボカシー(人権擁護・政策提言)

があると改めて感じました。

これについては別途記事を書きます!

“戦後”はいつのことなのだろう

こちら私のFacebookに書いた応援メッセージの投稿です。

私自身も過去を振り返りながらも、いまを何をするべきかを考えるきっかけになりました。日本国際ボランティアセンター(JVC)のみなさん、ありがとうございます。

小さい頃の記憶に刻まれているのは、そう呼ばれていたイラン・イラク戦争の報道。毎週末のようにテレビに映し出される「イラン・イラク戦争」の戦闘の報道に、「まだ終わらないのか」「まだ続いているのか」と祈る気持ちで見ていたのは私以上に、戦争を経験していた祖父母たちだった。1980年から1988年までつづいた長期戦を回るの大人は「イライラ戦争」と呼んでいた。そんな長きにわたる戦闘下での生活はどれほど困難なものあっただろうか。

2001年9月11日の同時多発テロを境に「世界が変わった」。地球に巨大隕石が落ちて軸が変わってしまったように。10月7日にはアフガニスタン戦争が、2003年3月には「イラクの自由作戦」による空爆が始まる。

「ひとりは、無力だ」2003年はそんな気持ちに包まれた年だった。

でも、人の生活は続く。命のある限り。

戦争が終わっても、不発弾など負の遺産は残り続ける。私自身赴任していたカンボジアで内戦が終結して10年以上たつが残り続ける地雷原を見たとき「年表では戦争は終わった。でも、戦争の傷跡の終わりはいつか」そんなことを考えた。

戦闘は終結した。だから、報道されていないけれど、人の体に、心に刻まれた大きな傷はまだ手当てがされないままだ。

大人は自分の辛い状況を言葉にできるかもしれない。でも子どもは自身が持っている「ことば」が少ないので、感情を表に出すことができずに、心にためていくという。

イラクで暮らす戦争しか知らず、戦闘により精神的に傷ついた子どもへのケアも行うプログラム「ピースヤード(平和のひろば)」を現地のパートナーと継続して行っている日本国際ボランティアセンター(JVC)の活動は、子ども達の心で流している血の止血の事業だと思っている。

今日はイラクでのこんなニュースを見つけました。

「あきらめるか、あきらめないか」が成功するかしないかの境目

プロジェクト開始時期は思うように数字が伸びず、担当者も不安に包まれていたと思います!

でも「絶対に達成します」と宣言をされ、イラクの子ども達の支援のためにと日々動いていたスタッフのみなさんの思い(というか、執念)に、私自身圧倒さた日もありました。

そしてキュレーターを務めてくれたReadyforの田島さんと松嶋さん、キックオフのときに担当をしてくれた徳永さんに感謝の念を禁じ得ません。

 

5年以上前、Readyforの田島さんと一緒に講演をする機会がありました。そのとき、参加者からクラウドファンディングの成功の秘訣を聞かれたときに

「あきらめるか、あきらめないか」が成功するかしないかの境目

とおっしゃった言葉がいまでも忘れられません。そして、今回それを実感しました!

 

クラウドファンディングはこれで終わりではありません。子ども達に活動を届け、アウトプットを生み出すことが重要です。

クラウドファンディングの成功は、スタート地点に立つきっかけにすぎません。

日本国際ボランティアセンター(JVC)のがんばりに期待します!

投稿者プロフィール

鎌倉幸子(かまくら・さちこ)
鎌倉幸子(かまくら・さちこ)
アメリカ、オランダ、ドイツ、カンボジアでの海外生活15年の青森県民。現在は東京都在住。認定ファンドレイザー。社会的インパクト・マネジメント/ITコミュニケーションとファンドレイが守備範囲。

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