「出版クラブだより」向けの2000字の原稿依頼と私のコンフォートゾーン

ライティング

「岩手に行きませんか?」というお声がけをいただき、4月5日(金)、6日(土)に岩手県釜石市、陸前高田市の図書館や書店を訪問しました。

2011年3月11日の被害し日本大震災後、岩手事務所と事業の立ち上げを担当したので、毎年何かしらの形で岩手県には行きたいと思っていました。


今回のツアーの最中、「出版クラブだより」に報告を書いていただけませんか」という依頼も受けました。

早々たる出版業界のトップが参加されたツアーの報告書を書くのは、正直、大変な重圧を感じます。

「前に出版クラブだよりで書いていただいた原稿、とても評判がよかったのでお願いしたいと思っているのです」と背中を押していただき、お受けすることにしました。

東北の記録、人々の声は、残して発信していくのが私のライフワークでもありますから。

〆切は5月10日ごろ、文字は2000字程度。

この2000字に2日間で訪問した釜石市の鵜住居小学校、桑畑書店、陸前高田市の岩手県立高田高等学校、陸前高田市立図書館、山十・伊東文具店の情報を書き表すのに苦労しました。

また、依頼主のイメージと、私の原稿の内容が乖離している場合、手直しに時間を要することを想定し、4月12日になんとかまとめた原稿をお送りしました。

すると即、返事が返ってきました。

早速、原稿有難うございます。

まだザッーとしか拝読してないのですが、この字数くらいの鎌倉さんの文章はやはり秀逸ですね。

ちょっと、ほっとしました!

2000字は私のコンフォートゾーン

「この字数くらいの鎌倉さんの文章はやはり秀逸ですね」と書いていただきましたが、2000字は私のコンフォートゾーン。一番、書きやすいボリューム感です。(もちろん、依頼を受けたら何字でも書きますが)

なので1冊本を書くときも、章立てと一緒に項目立て(その章に、何のトピックを書くか)をして、各項目2000字前後の文章を書きます。それを重ねていくと、本になる分量となります。

拙著『走れ!移動図書館』(ちくまプリマー新書)がその例です。

自分のコンフォートゾーンがわかっていれば、依頼があったときに、どれくらいの時間がかかるか、どのような項目立てをすればスムーズに書けるかと工数が想定できます。

このブログは毎日の更新を目指しています。毎日、数行でも文章を書き続けていると、スムーズに頭の中に単語が浮かんできます。公式な原稿依頼をもらってから手を動かすのではなく、日々の鍛錬が大切だと感じてやみません。
次の工程である、ゲラチェックは5月に入ってからみたいです!
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