「岩手に行きませんか?」というお声がけをいただき、4月5日(金)、6日(土)に岩手県釜石市、陸前高田市の図書館や書店を訪問しました。
2011年3月11日の被害し日本大震災後、岩手事務所と事業の立ち上げを担当したので、毎年何かしらの形で岩手県には行きたいと思っていました。
4/5(金)~6(土)、参加者35名で釜石市・陸前高田市の図書館・書店さんなどを視察してきました。あの3.11から8年経ち、現地の方々のお話しを伺いながら現状問題を認識することが出来、充実した2日間となりました。
— 出版クラブ (@JR5PQ0dyatLpsty) 2019年4月9日
今回のツアーの最中、「出版クラブだより」に報告を書いていただけませんか」という依頼も受けました。
早々たる出版業界のトップが参加されたツアーの報告書を書くのは、正直、大変な重圧を感じます。
「前に出版クラブだよりで書いていただいた原稿、とても評判がよかったのでお願いしたいと思っているのです」と背中を押していただき、お受けすることにしました。
東北の記録、人々の声は、残して発信していくのが私のライフワークでもありますから。
〆切は5月10日ごろ、文字は2000字程度。
この2000字に2日間で訪問した釜石市の鵜住居小学校、桑畑書店、陸前高田市の岩手県立高田高等学校、陸前高田市立図書館、山十・伊東文具店の情報を書き表すのに苦労しました。
また、依頼主のイメージと、私の原稿の内容が乖離している場合、手直しに時間を要することを想定し、4月12日になんとかまとめた原稿をお送りしました。
すると即、返事が返ってきました。
早速、原稿有難うございます。
まだザッーとしか拝読してないのですが、この字数くらいの鎌倉さんの文章はやはり秀逸ですね。
ちょっと、ほっとしました!
2000字は私のコンフォートゾーン
「この字数くらいの鎌倉さんの文章はやはり秀逸ですね」と書いていただきましたが、2000字は私のコンフォートゾーン。一番、書きやすいボリューム感です。(もちろん、依頼を受けたら何字でも書きますが)
なので1冊本を書くときも、章立てと一緒に項目立て(その章に、何のトピックを書くか)をして、各項目2000字前後の文章を書きます。それを重ねていくと、本になる分量となります。
拙著『走れ!移動図書館』(ちくまプリマー新書)がその例です。
自分のコンフォートゾーンがわかっていれば、依頼があったときに、どれくらいの時間がかかるか、どのような項目立てをすればスムーズに書けるかと工数が想定できます。