可否屋 葡瑠満(青森県弘前市)170客の大倉陶園のカップ&ソーサーがお出迎え 丁寧にドリップされたコーヒーいただけるお店

箸を片手にどこまでも

青森県弘前市はお城と桜で有名ですが、それと並んでおいしい珈琲がいただける街としてもマニアの間で有名です。

珈琲の街ひろさき
弘前は珈琲の街です委員会のホームページです。庶民はじめて珈琲を飲んだとされる弘前藩士。藩士が飲んだ珈琲を現代に再現。

庶民として初めてコーヒーを飲んだのが弘前藩士だったといわれています。

いまでもこだわりのおいしいコーヒーを提供するお店がたくさんあります。カフェ散策を楽しめる街でもあります!

弘前における珈琲の歴史は、約150年前まで遡ります。当時幕府の命により北方警備のため、弘前藩士が蝦夷地(現・北海道)に赴き、その時浮腫病の予防薬として配給されたのが珈琲です。庶民としては日本で初めて飲んだと言われています。大正~昭和時代には、和装に白エプロンの女給が珈琲などを運ぶ「カフエー」が流行。現在も、東北最古の喫茶店「万茶ン」を始め、弘前には歴史ある喫茶店が数多くあります。そこで、弘前の珈琲の歴史を少しでも感じてもらうため、藩士たちが薬として飲んでいた珈琲を再現。普段飲んでいる珈琲との違いを、感じていただけたらと思います。

弘前は珈琲の街です委員会
弘前は珈琲の街です委員会のホームページです。庶民はじめて珈琲を飲んだとされる弘前藩士。藩士が飲んだ珈琲を現代に再現。

その中でも私が足しげく通うお店は弘前城のお堀の向かい。弘前文化センターの隣にある「可否屋 葡瑠満」です。

可否屋葡瑠満

高校生の時にすでに可否屋 葡瑠満のコーヒーチケットを買い、いいことがあった日にはコーヒーを飲みに行っていました。

可否屋 葡瑠満の建物の中に入り圧倒されるのは、棚に並んだ大倉陶園のコーヒーカップとソーサーです。半分はすでに廃番になっている貴重なコレクションです。

高校生の時に母親から「オーナーがお客さんの雰囲気を見て選ぶみたいよ」と聞いてから、「今日はどんなカップ&ソーサーでコーヒーをいただけるのだろう」と、毎回ドキドキします。

私のお気に入りは「もかまたり」750円です。程よい酸味が刺激となって、このコーヒーを口に含んだ瞬間、いろいろなアイディアが浮かんできます。私としては創作の原動力。

可否屋 葡瑠満は

  • 注文されてから豆を挽く
  • 一杯ずつペーパードリップでつくる
  • 一般のコーヒーに使う豆の量は普通の約3倍

と一杯いっぱいのコーヒーが丁寧に作られています。

今回は「れあちいずけいき」350円もいただきました。

外に出ると岩木山。

五感で四季折々楽しめる、津軽路はパワーの源です。

 

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