「1200字の原稿といえば鎌倉さん」
1200字のエッセイの原稿依頼をしてきた日本出版クラブのスタッフの方から、そう評価をいただきました。
日本出版クラブといえば、大手から中小まで、日本の出版社が会員となっているクラブです。
そんな出版社の皆さんの目に留まる機関紙の原稿執筆は、とても緊張するものです。
「1200字の原稿といえば鎌倉さん。秀逸だから大丈夫」
と背中を押してもらいました。
実は私自身、書いていて気持ちがよい長さが1000~1200字なのです。
「見透かされているな」
と思い、思わず笑ってしましました。
▼こちらが書いた原稿
1000から1200字が心地よい長さであれば、本の執筆は難しいね。
そう思われるかもしれません。
そんな私がやっている方法をお伝えします。
本を書く!書き始める前にやること
出版社から本の依頼をいただいたとき、
- 全体の文字数
- 章の数
- 各章に入れる内容のイメージ
この3点を聞きます。
そしてエクセルに、各章ごとのシートを作ります。
各章のシートには、この章で書くトピックをリスト化します。
実際手を動かして書き始める前に、何を書くかを決めます。
そして上から順に書いていきます。
書き進めるごとに、何文字になったかをリストに反映させます。
文字数のバランスを見てリストにトピックを追加したり、短すぎるトピックは「ネタが少ない」とあきらめて削除したりしています。
▼本当に私は、1200文字前後の文章が多いのですね。
全文字数÷1100(私が書きやすい文字数)=トピック数
がわかるので、全章でそのトピック数がカバーされていたら1冊に必要な文字数になるはず。
なので私の本は、エッセイが組み合わさって1冊になっていることが多いです。
いまは本を書く予定はないですが、ご縁があればまた書きたいです。
そうそう!私が寄稿した「出版クラブだより」の出版日は2019年5月1日。令和最初の日です。
すごく記念になる日に発行された出版クラブだよりに原稿依頼をしていただき本当にありがたかったです。
今回ご覧いただいたリストは『走れ!移動図書館』(ちくまプリマー新書)を書いたときのものです。
ちょっとチラ見せを。