未経験者・ド素人の私が映画のプロデューサーになった経緯をお話しします

映画プロデューサー

五十嵐匠監督の映画「じょっぱり―看護の人 花田ミキ」のプロデューサーになりました。

映画といえば去年の年末にお手伝いしたクラウドファンディングの挑戦の伴走支援のみ。

映画「X年後」第3弾、被曝問題をテーマにアメリカ上映へ!

映画「X年後」第3弾、被曝問題をテーマにアメリカ上映へ! - クラウドファンディング READYFOR
世界最大の環境破壊と呼ばれながら、ほぼ未解明の核実験による被曝事件を映画化。核兵器保有国アメリカで上映し、被害を呼びかけたい。 - クラウドファンディング READYFOR

クラウドファンディングに限らず資金調達全般を担うプロデューサーとなるのは初めてです。

まったくのド素人の私が、どのように五十嵐監督の映画のプロデューサーになったのかお話しします。

一言でいうと「人のつながりの連鎖」です。

昔、仕事をしていた公益社団法人の理事

私は1999年から2015年まで公益社団法人に勤務していました。2015年12月末で退職し2016年1月からフリーランスとなり、そのとき提供していた事業の一つがクラウドファンディングの伴走支援でした。

2019年に、その団体の理事から「知り合いがクラウドファンディングに挑戦したいので、会ってほしい」と、ご紹介いただいたのが「X年後」の伊東英朗監督です。

2019年~2020年の夏までに準備をし、2020年9月から12月まで挑戦したクラウドファンディングのプロジェクトは無事、達成して終了。

紹介してくれた元勤務先の理事も喜んでくれました。

元理事から新たなミッションが

X年後のクラウドファンディングの達成後しばらくして、「また映画のプロジェクトの応援をしてもらいたい」と連絡をいただきました。

理事に紹介されたのは、海外の映画のプロジェクトでした。

クラウドファンディングはある程度具体的なイメージが固まってからスタートする必要があります。

その映画のプロデューサーの方とオンラインでお話しをしたとき「これから具体化する」という段階だったので「ある程度固まってから、クラウドファンディングをスタートする必要があるので、いまのタイミングではない」というお話をさせていただきました。

オンライン会議の後、「一度、直接会いましょう。監督も同席します」ということで、有楽町の喫茶店でお会いすることになりました。

その時来られたのが、五十嵐匠監督です。

SAWADA – 沢田教一

五十嵐監督は、ベトナムやカンボジアで撮影した作品があるので、お名前は存じておりました。(青森県ご出身とは知りませんでしたが)

SAWADA -カメラマン沢田教一の生と死-(1996年)

地雷を踏んだらサヨウナラ(1999)


また私がカンボジアで仕事をしたきっかけはいろいろあれど、小学校のとき見た沢田教一の写真展の印象が強烈だったからです。

1997年に初めてカンボジアに入り。一度大学に戻りますが、翌1998年から2007年までの9年間をカンボジアに駐在し国際協力団体のカンボジア事務所図書館事業課で仕事をしてきました。

沢田教一が弾丸に倒れたタケオ州に向かう道も幾度となく通りました。

▼SAWADAのパンフレットにサインをもらいました!

確かその時に「今度、青森県の映画を撮りたいのだけれど、クラウドファンディングを手伝ってほしい」という話をされたことを記憶しています。

5000万円から9000万円の道

クラウドファンディングを手伝うことになったのですが、海外の映画同様にある程度の企画が固まらないとクラウドファンディングのページをつくることができません。

また最近は規定が変わりつつあるようですが、原則「クラウドファンディング終了後1年以内に作品ができていること」が条件となります。(X年後はそうでした)

監督曰く、劇映画だと最低6000万円、できれば1億円が必要とのこと。

クラウドファンディングはがんばっても1000万円くらいかなと思っていたので、前提条件として事前に5000~9000万円の調達が必要ということがわかりました。

「二宮金次郎と違い、”花田ミキさん”と聞いても知らない人がほとんどなので、資金調達は大変。プロのプロデューサーにもこの時点ではお願いできない」

「これは青森県民同士でやるしかない!!」と監督。

かまくら
かまくら

青森県民同士ってYou&Me

監督「鎌倉、ポジションはどうする?」

かまくら
かまくら

え、私はファンドレーザーですが…!?

監督「ファンドレーザー!?それってプロデューサーだな。だったらプロデューサーで」

かまくら
かまくら

すいません。プロデューサー=ファンドレイザーなんですか?

監督「ファンドレイザーがよくわからない。あと、プロデューサーって言っても、いろいろなんだよ。エグゼクティブプロデューサーとか、制作プロデューサーとか、ラインプロデューサーとか」

かまくら
かまくら

で、私はどのプロデューサーなんですか?

監督「まぁ、制作が進めば、いろいろな人が表れるから!」

かまくら
かまくら

…。「仲間になりたそうな目をしている」みたいなキャラがこれから現れるんですかね

監督「とりあえず、いまはゼロの状態だ!チーム青森でやるぞ」

かまくら
かまくら

おーーーー!

ということで、私の中では強引に

ファンドレイジング担当のプロデューサー

と自分自身に言い聞かせて仕事しています。

乗った船は、最後まで乗る!

監督のオフィスは南浦和。

私は平日9:30~17:30まで団体職員としてフルタイムで仕事をしているので、打ち合わせは18:30以降か、週末になります。

週末の場合、私が埼玉に出向くことが多いです。

また、プロデューサーのシゴトとは何かを知るために(ワインを飲みながら)本を読んでいます←イマココ

Twitterでプロデューサー業務について、つぶやいています。よかったらフォローをお願いします。

かまくら
かまくら

映画業界にいる方は「え、これがプロデューサー!?」と思われるかもしれませんが、ファンドレイザーとしての経験を活かしてがんばりります!

こちらのブログでもシゴトについて綴っていくので、ご笑覧いただけると嬉しいです。

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