「世の中から置き去りにさせない」と言わせてしまうことが悲しい

東日本大震災後の東北で行っている活動の報告書が、今週出ます。一度でも震災後の活動にご支援をくださった方にお送りする予定です。

広報担当として、初校からチェックをしています。

岩手県の図書館員が、移動図書館の活動について寄せていただいたコメントがあります。

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震災から4年が過ぎようとする今、支援の数も減る中で、仮設団地に残っている方々を世の中から置き去りにさせないという、シャンティさんの活動に・・・

このコメントを見て、「東北の方たちは世の中から置き去りにされていると感じているのだ」とも、取ってしまいました。

震災から3月11日で4年です。

東京でも昭和に建てられた団地では高齢化が進み、買い物に行けない人たちも出ているとか。新宿区でも、スーパーが移動販売車を出しているケースもあるようです。

買い物難民の定義として、65歳以上で車を持っていなくて、お店が500メートル離れているケースを指すそうです。

このことを岩手の人に伝えたら、「それなら、東北は難民だらけですよ」と、つぶやいていらっしゃいました。

こちらから出向いていくことは、これからの日本社会に必要とされているのではないでしょうか。大きな建物を建てるのではなく、小回りを利かせて巡回させていくことが大切なのではないでしょうか。

移動図書館は、一人のみんなの居場所です。

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