2020年2月15日(土)、大阪市にあるリタワークス株式会社を会場に行われたSOCIALSHIP2019のMeetup!に参加しました。
SOCIALSHIPは、非営利団体にクリエイティブ制作を助成し、団体の広報活動をサポートするプログラムです。
私が伴走支援をしている国際障がい者活躍創造協会がウェブサイトのフルリニューアルの助成先となりました!
今年のSOCIALSHIPは51団体が応募し8団体が助成先となったそうです。ありがとうございます。
今日は助成先の団体が集まったMeetup!を開催しました。その報告です。
リタワークス株式会社さんのオフィスに初めて行った!
ビルの6階にオフィスがあります。
開会の挨拶
リタワークス株式会社代表取締役 佐藤正隆さん
- 2015年に非営利組織や活動に興味を持った
- リタワークスの社会貢献プログラムとしてSOCIASHIPを開始した。最初は、1社で2団体助成した。当時エントリーは10件ほどだったが、いまは50団体近くエントリーがある
- 2年目、3年目にいインパクトを大きくしたくて、助成元にお声がけした
- Meetup!は3回目。相互に重なり合うことでコミュニケーションが生まれたり、学ぶことができる
SOCIALSHIPの説明・紹介、2019年の応募状況
- 4回目のSOCIALSHIP2019は、6つの助成プログラムにした。51団体から募集をいただいた。
- 1次審査、2次審査、最終審査を通過したのは8団体
- 制作をフォローするとともに、今年も第5回SOCIALSHIPを開催するように頑張っていきたい
活動を多くの人に知ってもらいたいけど、テクニックも予算も厳しいという団体にオススメのプログラムです
熱気がすごい。
プレゼン大会(1団体あたり10分、質疑応答5分)
- 特定非営利活動法人あわじ寺子屋/リタワークス株式会社(ホームページ制作)
最初の発表は、あわじ寺子屋さん。
大阪の東淀川区で廃校を利用した居場所づくり、学習支援を行っています!https://t.co/lPMBTYRp8w#socialship— クリエイティブ制作助成プログラム「SOCIALSHIP」 (@SOCIALSHIP_NPO) February 15, 2020
- 認定特定非営利活動法人いくの学園/NPO法人シミンズシーズ(ブランディング支援)
次はいくのがくえんさん。(@ikunogakuen )
DVなどの危機から母子を守るシェルターを運営しています。活動の特性上、情報発信が難しく、支援者にも届けにくい。
その問題をシミンズシーズによるブランディング支援の助成で解決します。 pic.twitter.com/xse3KFVHI8— クリエイティブ制作助成プログラム「SOCIALSHIP」 (@SOCIALSHIP_NPO) February 15, 2020
- NPO法人CLACK/NPO法人Co.to.hana(ロゴマーク制作)
ロゴ制作の助成を受けるのはNPO法人CLACKさん(@npo_clack )。
高校生にプログラミング教育を行うNPO。家庭の経済状況にかかわらず、高校生がチャレンジできるように無償で安心して学べる環境を作っています。 pic.twitter.com/6WaFEs6JWO
— クリエイティブ制作助成プログラム「SOCIALSHIP」 (@SOCIALSHIP_NPO) February 15, 2020
- 特定非営利活動法人国際障がい者活躍社会創造協会/リタワークス株式会社(ホームページ制作)
埼玉県から来ていただいた、国際障がい者活躍社会創造協会さん(@npo_iaec )。
重度障がい者で一人暮らし、職を持てる可能性は、宝くじで1等を当てる確率と同じだそうです。身体障がい者の社会的自立を目指して活動されています。
リタワークスがホームページ制作を助成します! pic.twitter.com/Tay4VT95xF
— クリエイティブ制作助成プログラム「SOCIALSHIP」 (@SOCIALSHIP_NPO) February 15, 2020
- NPO法人日本タンゴセラピー協会/株式会社ガハハ(寄付チラシ制作)
日本タンゴセラピー協会さん!
タンゴが持つセラピー効果を介護の現場で活かしています。
(会場でもハグで触れ合いの効果を体験中!)株式会社ガハハさんから、寄付チラシの制作を助成します。 pic.twitter.com/cst8GGFbZk
— クリエイティブ制作助成プログラム「SOCIALSHIP」 (@SOCIALSHIP_NPO) February 15, 2020
- 認定NPO法人盛岡ユースセンター/株式会社想いをカタチに(映像制作)
認定NPO法人盛岡ユースセンターさん。
「学校」で君の世界は決まらない。
岩手県でフリースクールを運営されています。動画を作りたいという想いがどこよりも強く、助成により与えられる影響も大きいということで、動画の助成に採択されました!##socialship pic.twitter.com/RHbel6gEbM
— クリエイティブ制作助成プログラム「SOCIALSHIP」 (@SOCIALSHIP_NPO) February 15, 2020
- 認定NPO法人ロシナンテス/株式会社想いをカタチに(映像制作)
認定NPO法人ロシナンテスさん。
アフリカのスーダンに医療を届ける活動を行っています。日本のNGOでスーダンを支援している活動は3つのみ。政治的な理由で世界中のNGOがアプローチできない地域です。
今回、株式会社想いをカタチにから動画制作を助成します! pic.twitter.com/9yUEAdjufC
— クリエイティブ制作助成プログラム「SOCIALSHIP」 (@SOCIALSHIP_NPO) February 15, 2020
- 特定非営利活動法人わっか/日本ファンドレイジング協会関西チャプター(ファンドレイジング支援)
NPO法人わっかさん。
滋賀県で古民家を解放し、地域の居場所を作っています。無理にコミュニケーションを取るのではなく、ただ場所を用意するのみ。必ず近くにいるという距離感を大切に活動されています。
ファンドレイジング協会関西チャプターさんから、ファンドレイジング支援を助成します!
— クリエイティブ制作助成プログラム「SOCIALSHIP」 (@SOCIALSHIP_NPO) February 15, 2020
助成団体賞状授与・Meetup!プレゼン大賞発表
Meetup!プレゼン大賞は日本タンゴセラピー協会さんに決定しました!
おめでとうございます。
こころがあたたかくなるプレゼンでした。
審査員による全体講評
全体の講評は「大阪を変える100人会議」特別顧問の施治安さん。
- 課題がカオスになってきた。社会課題の解決が難しい時代。NPO業界だけでは資金的な問題も含めて難しい状態になってきた
- だからこそIOTなどテクノロジーの力を借りて活動を広げていくことが大切
- NPOほうができてから20数年。今後5年、10年、NPOも形を変えていくのかも。企業もソーシャルベンチャーを使って、持続可能な展望を考えている
- NPOと企業が連携しながら活動を進めてほしい。その接点がSOCIALSHIP
- デザイン、アート、テクノロジーなどの点で地域で連携していってほしい
- 社会の先を見つめながら、視野を広げてこれからも発展していってほしいと思っている
広報&ファンドレイジング&クリエイティブのプロが一挙終結!団体の未来が変わる29分間。
第2部は、助成元によるお役立ち情報のプレゼン。1法人3分のリレープレゼンテーションでした。3分の中に情報ぎっしりでした。
「NPOホームページで”今すぐ”見直してほしい3つのポイント」by リタワークス株式会社
- 寄付ボタンは、とにかくわかりやすく
- 分かりやすいところに寄付ボタンを追う
- 「寄付する」というストレートな表現の方がよい
2. 情報を更新し、蓄積する
- SNSの情報は蓄積にはならない
- ホームページは情報蓄積の場所
- 週に一度は更新
3. 5W1Hを見直す(特にWhy)
- Whyの部分、活動の背景をしっかりと伝えることがNPOの責任
「想いを伝える動画を作り、そして寄付に繋げよう!by 株式会社想いをカタチに
- これらの動画は質より量の時代。手作りでつくってYouTubeにアップしている方が、信頼や実績につながる
- プロに依頼しないで自分たちで制作できる動画をつくる。1週間の活動報告ができるのでは!
- 感想文をイメージの写真とテキストを流しながら60秒の動画にすることもできる
- 写真
- テキスト
- 無料BGM
- 60秒
- 動画ミーティングをやってネタを出し合う
- サムネイルにこだわる!映画で言う予告編。目につく
「林田が見た!寄付が集まるチラシの共通点とは」by 株式会社ガハハ
- 寄付が集まっている団体の共通点!
- チラシを配る。配らないと集まらない
- ①誰に渡すか、②どんな方法で、を考えてきちんと配る
- 知っている人に直接渡すのが一番効果的
- チラシをつくる前に、誰に渡すか、どんな方法で渡すかを考えることが大切
- キフフで講座スライド公開予定(https://kifufu.net/)
▼①が一番多く集まる
「団体ブランティングを考えるときに、知っておくべき3つのコツ」by NPO法人シミンズシーズ
- 【コツ1】外見を整えるところはいらない
- 志=理念を丁寧に確認する
- 【コツ2】理念ワードには団体内でよく使う言葉をキロとる
- 自分たちらしい言葉に入れ替えると、自分達しか語れない理念となる
- 【コツ3】理念ワードは1人で考えない
- みんなでつくろう!
「志縁コミュニティづくりを目指すロゴマーク」by NPO法人Co.to.hana
- ロゴマークは団体の象徴
- 団体の自慢を関係者ができるようになるためのもの
- ロゴに意味がついていくと、いろいろな人に伝達する形になる
- いろ、フォント、カタチにこだらわる
「ファンドレイジングの基本の「き」」by 日本ファンドレイジング協会関西チャプター
- ファンドレイジングはFUN度レイジング
- 「寄付」と「ボランティア」は社会貢献の両輪!参加する方法・仕組みをつくる
- 成長戦略を考え、ファンドレイジングの施策につなげる
- 5月に大阪で准認定ファンドレイザーの必修研修が開かれます!
▼中期戦略策定なくしてファンドレイジングなし
懇親会
懇親会の乾杯のご発生はMeetup!プレゼン大賞に輝いた日本タンゴセラピー協会さん。
多くの皆さんと名刺交換させていただきました。
18:00前に締めの挨拶をリタワークスの佐藤さんから頂きました。
NPOのプレゼン力向上の重要性についてお話しいただきました。
今回のMeetupの旅費は各団体持ちです。
その代わり「制作サイドは、制作物で貢献します」というお話をいただきました。
SNSで情報をチェックしてください
リエイティブでNPOを助成するSOCIALSHIPのSNSはこちら
NPOが困っているウェブサイトやチラシなどの制作物を作っていただけるだけではなく、プレゼン能力向上や、ネットワーキングにもとても有効なプログラムであるSOCIALSHIPを多くの団体に知ってもらいたいです。
本日は、ありがとうございました!
SOCIALSHIP Meetup! 2019 終了しました!
ローカルからグローバルまで、様々な分野・地域で活動するNPOが集まり、取り組みや知見を共有する充実した会なりました。
引き続き助成物の制作・支援を行い、成果物は5月ごろお披露目の予定です。
お楽しみに! pic.twitter.com/3qhDjVUEBE
— クリエイティブ制作助成プログラム「SOCIALSHIP」 (@SOCIALSHIP_NPO) February 15, 2020
個人の社会貢献活動を定量化するオンラインサービス「actcoin(アクトコイン)」も5000ポイントゲット。
学びの多い一日でした!