神楽坂の喧騒からちょっと離れたところにあるキイトス茶房は私のお気に入りの場所です。
キイトス(Kiitos)は、フィンランド語で「ありがとう」という意味だとか。
「書斎的食堂的珈琲店」と名乗っているだけあってお店の中は、お父さんやおじいちゃんの書斎です。2~4人の席だけではなく、お一人様ようのカウンタータイプの席も充実しています。
カウンタータイプの席の前には、本が置かれていますので、孤独に耐えるのが苦しい方にも、安心してこられるお店です。
神楽坂カレーをオーダー。店主が「温泉卵をのせてお召し上がりくださいね」と一言。早速実行。
スパイシーなキーマカレーです。
このキーマカレーにはこだわりがあるらしい。お店のブログから抜粋。
その後、当茶房を開店するにあたり、なんたって喫茶店はカレーでしょう、っていうわけで、我が家の伝統カレーを復活。ドーゼン製と同じような味のものを探し続け、また、事前に何人かに試食してもらい、OKサインをいただいてスタート。
喫茶店にカレーは定番で、なぜかドライカレーが多い。レトルト系の業務用カレーで電子レンジでチンというのもかなりあるのだろうが、当茶房は、ひたすら我が家の伝統的なカレー味にこだわって、それをお客さまへご提供している。使用しているカレーパウダー、カレーペースト、マンゴチャツネなどの材料はすべて紀伊国屋インターナショナルから取り寄せている。
そこの店にしかこのインドからの輸入ものが置いてないためです。もっと楽な方法でつくることも検討しましたが、そうなると全然味が異なってしまうため、いままでどおりのカレー味をなんとか続けていくことにしています。
「神楽坂カレー」裏話 2009/02/13
紀伊國屋インターナショナルから買っているとは高級な!でもサラダとコーヒーがついて1000円しなかった!
キイトス茶房の近くには新潮社などの出版社があります。昼間からキイトス茶房のいたるところで打ち合わせが行われていました。もしかしたら、有名人に遭える!?
ちなみに新潮社のことを出版業界では「矢来町」と呼ぶそうです。落語家の桂文楽師匠を「黒門町」と呼ぶのと同じ感じだなぁ。
私がうれしかったのはコーヒーがアツアツだったのです。なんか、「時間を気にせず今読んでいる本を読み終えてね」というメッセージのようで嬉しかったです。長居をして音楽を楽しんだり、本を読める喫茶店があることはありがたいことです。
外に出て改めて入り口を見ると「小腹と心を満たす書斎的食堂的珈琲店日和」とありました。まさにどんぴしゃ!満たされました。仕事と仕事の合間のランチだったので、結局はゆっくりできませんでしたが、次は積読本を持って遊びに行きます。
このキイトス茶房に置かれている本たちも知的好奇心をくすぐってくれますよ。
こちら入り口の扉です。
キイトス茶房は建物の2階にあります。階段を下りてコートを羽織ろうと思った時目に付いたサイン。
あの人よりあったかいホットコーヒーあります。
私より冷たいビールあります。
あ、今度、私より冷たいビールをいただきに行きます。
キイトス茶房がある坂を登っていくと新潮社。
2014年10月10日に新潮社の倉庫を改造してオープンした、ファッション・生活雑貨・カフェ・家具・ブックスペース・レクチャースペースをそなえた、’衣食住+知’のライフスタイルを提案するキュレーションストアであるla kagu。
そしてla kagoの向かいに2014年11月にオープンしたかもめブックス。
なんか神保町ってフランスみたいだ。
去年の春にキイトス茶房をお借りしてイベントをしたことがあります。また夜に集まって「大人の読書会」したいなぁ。またかもめブックスさんとも何かできないかと、色々企画を考えております。
近々、企画の発表ができると思いますので、少々お待ちくださいね。
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