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『小さな習慣』(スティーヴン・ガイズ著、ダイヤモンド社)を読んで思ったのは、比較する先は上司でも友達でも家族でもなく、昨日の自分だということ

小さな習慣』(スティーヴン・ガイズ著、ダイヤモンド社)というタイトルを見たとき、ちょっと抵抗を感じたのが「習慣」という言葉です。

 

「習慣化させる」ことが大切なのはわかるけど、毎日やるのは無理だよーと最初からあきらめモードに入ってしまう私。いえいえ。悪いのは私のなのです。

 

やることリストをつくると「月に3キロやせる」とか「すごい資格を取るとか」自分で書いておいてごめんなさい。盛り盛りすぎて自分でつくったリストを見ただけで「おなか一杯」になっちゃうのです。

 

『小さな習慣 』は、帯にあるように「(目標は、ばかばかしいぐらい小さくしろ!)」を実践することで広がる未来に一歩一歩着実に近づくプロセスが書かれています。

私が注目したのが、この本の原初のタイトル

 

Mini Habits: Smaller Habits, Bigger Results

 

主題の”Mini Habits”はまさに「小さな習慣」です。
気になったのがサブタイトルの”Smaller Habits, Bigger Results”です。
smallerとbiggerと、比較級が使われています。なにと比較するかというと自分との比較、自分との戦い名のではないでしょうか。
“Smaller Habits, Bigger Results”
(いまよりも)小さめな習慣が、(いまよりも)大きな結果を生み出す
新しい習慣を無理くりつくるのではなく、いまあるもの(いまできていること)にちょっとだけ手を入れる感じでしょうか。少なくともやったことがないものではなく、やったことがある(腹筋1回でも)ものをやってみようと思いました。
『小さな習慣』では、「最初のアクションがいちばんむずかしい」と書かれていました。だからこそ「最初のアクション」を乗り切ることが大切です。
ゴールの大きさではなく自分自身で「今日やり切った」と「自分の力を信じる」気持ち、プロセスが大切なのです。

またすごくガツンときたのがこの一言。

小さな習慣は、自分を信じるためのトレーニングでもあるのです

p120

まさに「自分を信じるためのトレーニング」。
私が決めた3つの習慣は以下の通り。
スクワットはシャワーを浴びながらやりましたw
こんな「ばかばかしいくらいに小さくした」3つ習慣を達成したとき、思わずガッツポーズを取りました。

自分が自分自身に対して結果を出して価値を感じることが大切。

それがものすごいところに行く、最初に一歩(一歩先に進んだだけでもすごいじゃないか)なのです。

だから、比較する先は上司でも友達でも家族でもなく、昨日の自分です。

そしてこの「小さな習慣」にしている3つのことができた自分を大いにほめましょう!

 

鎌倉幸子(かまくら・さちこ)

アメリカ、オランダ、ドイツ、カンボジアでの海外生活15年の青森県民。現在は東京都在住。認定ファンドレイザー。社会的インパクト・マネジメント/ITコミュニケーションとファンドレイジングが守備範囲。 詳しいプロフィールはこちら。