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佐々涼子さん『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)発売記念トークイベント<岩手県釜石市>

ノンフィクションライター佐々涼子さんが2月5日に『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)を刊行しました。

エンド・オブ・ライフ | 集英社インターナショナル 公式サイト
200名の患者を看取ってきた看護師の友人が病を得た。「看取りのプロフェッショナル」である友人の死へ向き合い方は、意外なものだった。最期の日々を共に過ごすことで見...

佐々さんが、岩手県釜石市にある桑畑書店さん主催のトークイベントに登壇されると聞いて、このタイミングで赴任していた岩手県に行きたくて参加を決めました。

佐々涼子さんのプロフィールはこちら!

ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。
2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。文庫と合わせ10万部を売り上げた。

2014年に上梓した『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス!第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞など数々の栄誉に輝いた。

エンド・オブ・ライフ | 集英社インターナショナル 公式サイト
200名の患者を看取ってきた看護師の友人が病を得た。「看取りのプロフェッショナル」である友人の死へ向き合い方は、意外なものだった。最期の日々を共に過ごすことで見...

釜石市の空は、青かった。

復興の書店!桑畑書店

本屋を経営しています。大震災では店と自宅が全壊し、一億円以上の被害を受けました。市内中心部の復興住宅1階のテナントに出店し、再出発しました。わずか17坪の小さな店です。東京都立大卒

桑畑さんのツイッターより

x.com

東日本大震災で大きな被害を受けた桑畑書店さん。それでも「本を届けるため」に仮設商店街から復興住宅1階のテナントに出店しました。

17坪のお店ですが郷土資料や「こんな本が!」という人文書が充実しています。意志を持って選書されているお店は行くたびに発見があります。

桑畑書店 市内中心部にある、まちで唯一復興した書店

桑畑書店のお隣にあるSAMPOケアのオフィスをお借りしてトークイベントが行われました。

桑畑書店の位置はこちら。

商店街の中にあります。この場所も、東日本大震災時には、津波が襲いました。

桑畑さんの知人に書いてもらったというポスターが2枚貼ってありました。手書きです!

トークイベントまえに佐々涼子さんと桑畑さんのツーショット。

佐々さんは桑畑書店が大雨で被害を受けたとき、横浜から日帰りで掃除に行った(!)そうです。

会場の30分前から参加者の方が会場に到着。ありがたい!

桑畑さんの開会の挨拶。

佐々涼子さんと、今回対談される釜石リージョナルコーディネーター(釜援隊)隊長の二宮雄岳さんです。

佐々さんの本を熟読されている二宮さんとのトークは「濃かった」です。

トークの詳細はツイッターで配信し、まとめました。こちらをご覧ください!

『エンド・オブ・ライフ』発売記念トークイベント
2020年2月24日(月・祝日)、釜石市で行われた佐々涼子さんの『エンド・オブ・ライフ』発売記念トークイベントのツイートのまとめです。

釜石市に来れない方にも届けたくてつぶやきました。

ぜひご覧ください!

佐々涼子さんの本がすべて揃ってる!著者としてはうれしいですよね(感涙)

「佐々さんの本は全種類置くんだよ」と数年前おっしゃっていた桑畑さん。

今回のイベント用ではなく、常に置いています!(証言します!)

『エンジェルフライト』や『紙つなげ』は文庫本と単行本の2種類が揃っています。

2月に出た『エンド・オブ・ライフ』。イベント前に10冊売れたそうです。

本屋さんは場所の面積ではなく、本が好きという思いの面積の大きさなんだなと思いました。

私は販売のお手伝いをしました!

エンド・オブ・ライフ」(集英社インターナショナル)

・「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」(集英社文庫、第10回開高健ノンフイクション賞)
・「紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている」(ハヤカワ・ノンフィクション文庫、ダ・ヴィンチ(エッセイ・ノンフィクションランキング)「BOOK OF THE YEAR 2014」第1位、他)

佐々さんはつねに命と向き合っているノンフィクション作家です。

誰でも命がある。光り輝くときもあれば、暗黒の中でひっそりと息を殺す瞬間もある。そして、その灯はいつか消える。

どの作品も、一人ひとりの命と、その命に寄りそう「誰か」が描かれています。エンジェルフライトは失われた命を、家族との対面の前に魂を入れる人たちの話でした。

「エンド・オブ・ライフ」の紹介文を読むと「理想の死の迎え方について書いた本」とされていますが、その一言では語りつくせない想いが詰まった一冊だと思います。

著者から、この本について直接話が聞ける貴重な機会でした。

私は桑畑書店で買いたい!と思いトークイベントの日まで読んでいませんでした。

イベントの前に購入しました!

ちなみに、東日本大震災の緊急救援~復興支援で現地入りしていた三木真冴さんが訪ねてきてくれたり!

私の著書『走れ!移動図書館』(ちくまプリマー新書)も桑畑書店さんにあることを知って感涙したり。

岩手県のかたたちのいまの思いを知れたり、とても濃い、でもその時間をいただけたことに感謝しかない一日でした。

佐々涼子さんと私は2015年7月27日に、鳥取県立図書館が主催の「平成27年度 第21回 鳥取県図書館大会」記念講演でご一緒させていただきました。

【終了】平成27年度 第21回 鳥取県図書館大会(平成27年7月27日(月)) - 鳥取県立図書館

その後、2016年3月24日に出版クラブ主催の「本が地域をつくる」というセミナーで登壇しました。

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鳥取県での仕事の前から佐々さんのご著書『エンジェルフライト』『紙つなげ』を読んでいてファンだったので対談の話をいただいたときはめまいで倒れそうでした。

あれから5年。

「次の本、書かないの」

という言葉をいただきました。

ちょっと考えていることを、取り組んでみようなと思いました。

佐々涼子さんの著書

佐々涼子さんの本を桑畑書店さんから買いませんか?

「岩手県釜石市までいけないよ」という皆さま。ぜひインターネット書店でご購入下さい。

私はMy書店を桑畑書店か大槌町の一頁堂書店にして、本を購入しています。オーダーしたらAmazonのように家に届きます。

▼詳細はこちらをご覧ください。

e-honに登録して岩手県の書店から本を買うようにしています
本を読むのが好きなので、書店に足を運ぶだけではなく、見つからなかった本はオンラインで注文します。 私は最近Amazonよりも、オンライン書店e-honで買うこと...

駆け込み寺の男-玄秀盛-(早川書房)

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033477785&Action_id=121&Sza_id=C0

エンジェルフライト 国際霊柩送還士(集英社・単行本)

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032843720&Action_id=121&Sza_id=C0

エンジェルフライト 国際霊柩送還士(集英社文庫・文庫本)

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033176424&Action_id=121&Sza_id=C0

紙つなげ!彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場(早川書房・単行本)

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033112088&Action_id=121&Sza_id=C0

紙つなげ!彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場(ハヤカワ文庫・文庫本)

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033559037&Action_id=121&Sza_id=C0

エンド・オブ・ライフ(集英社インターナショナル)

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034027380&Action_id=121&Sza_id=C0

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おまけ

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鎌倉幸子(かまくら・さちこ)

アメリカ、オランダ、ドイツ、カンボジアでの海外生活15年の青森県民。現在は東京都在住。認定ファンドレイザー。社会的インパクト・マネジメント/ITコミュニケーションとファンドレイジングが守備範囲。 詳しいプロフィールはこちら。