「クラウドファンディングのプロジェクトの成功の秘訣はなんですか」と聞かれることが多々あります。
そんな魔法のようなテクニックはなく、
を日々やることしかありません。
ただ、長年クラウドファンディングのキュレーターをされている方が言っていた
「プロジェクトが成功するか否かは、実行者があきらめるか、あきらめないかできまる」
は、その通りだと思う瞬間に何度も立ち会っています。
数字が伸びないときでも、あきらめずにメッセージを発信しているプロジェクトは最後の3日に脅威の追い上げを見せることがあります。
宮城県気仙沼市で活動をするNPO法人浜わらすが事務局をしていた「本吉夢プロジェクト」の「この夏、震災後初の海開き!気仙沼の高校生企画 海フェス開催!」のクラウドファンディングのプロジェクトは終了の3日前は目標金額まで100万円くらい足りていませんでした。
今回、浜わらすの事務所でスタッフと話をしたとき、そのときのことを話してくれました。
「みんなあきらめの気持ちになって、中にはクラウドファンディングなんて最初から無理なんだよという人もいた。それを聞いて、逆に燃えた」
そして終了の直前まで、想いを込めたメッセージを発信し続けました。
【4日前】
【3日前】
【2日前】
【前日】
【当日】
【当日のプロジェクト終了3時間前】このときで90%
【当日!残り30分】ここで達成の報告!
終了3日前に目標金額達成のために100万円以上も必要だと、「どうせだめだ」とあきらめてしまうかもしれません。
でも、最後まであきらめない真剣な姿勢に人は心を打たれ応援したくなるものです。
実際、最後の最後に大口支援が多く入ってきたそうです。
5万円以上の大口支援を出すかどうかは支援者側も悩むもの。その背中を押してくれるのは実行者の本気度だったりします。
それはクラウドファンディングだけの話ではありません。
「数字が動かないときでもあきらめないこと」「情報の発信の手を止めないことこと」そして「メンバーが総力戦で臨むこと」が成功への鍵だと信じています。