ミコノス島発、サントリーニ島着のフェリーのチケットを、大行列の中、変更しました。
船は10:00発。いまは9:51。間に合うのか!?
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さて、カウンターで神業の速さでチケット変更をしてくれたお兄さん。
カウンター「船は3番か5番ゲートのどちらかから出るそうだ」
鎌倉 (出港の9分前に何を言ってるだに?)
外からの叫び声「×××××××××」(ギリシャ語なのでわからない)
カウンター「サントリーニ島の船は3番から出るのが決まったといっている!3番だー!!」
鎌倉 「YES!!!」
3番には船が停泊している。あれだ!急げ!あと8分だ!
いつもは使わない大き目のスーツケースをゴロゴロと引っ張る。
がりっ
不幸な音がした。
ヨーロッパの石畳と地面の暑さのせいか、スーツケースから取れたタイヤのゴムが無残にも道路に転がっている。急いでいるがなぜか律義にゴムを拾い、また走る。
フェリーの周りに人はいない。
あの長蛇の列に並んでいた人もすでに船の中に違いない。
入り口がない!どこだ!
あ、船の左に人の影が!あそこが入口だな。
鬼の形相で重いスーツケースを片手に走り、乗り込もうとする私に船の制服を着た人が手を伸ばす。
鎌倉 「すいません。これがチケットです」
スタッフ「この船は、貨物です。人間用ではありません」
鎌倉 「!!!」
Not for human!!!(人間用じゃない)
スタッフの人は英語があまりできないようで、それ以上の会話はなし。
呆然と立ち尽くす私に女性のスタッフが声をかけてくれました。(いたたまれなくなったに違いない)
スタッフ 「チケットを見せて」
鎌倉 (チケットを差し出す)
スタッフ 「あ、これはあっちよ」
鎌倉 「さっき、カウンターでこっちといわれました」
スタッフ 「でも、あっちなの。とりあえずあっちへGoよ!」
鎌倉 「!」
とりあえずあっちにGoした私を誘導係のスタッフが拾ってくれました。(いたたまれなくなったに違いない)
誘導係「サントリーニ島の船かい。5番ゲートからだよ。でも、遅れていてねー。あの貨物線が出てから入港してくるよ!ベンチで座って待ってな」
鎌倉 「!」(ここで初めて何が起きたか理解する)
というわけで、船は30分遅れで到着。
あの行列のバタバタ劇は何だったのだろう。時間に余裕がなさ過ぎて、カウンターの人が言っていることを聞き返さずに動いてしまったことが元凶なのだけどね。
そして、船で揺られ…本当に揺れて船酔いに。こんな日もあるさ。