カナダのスプルース・グローブ公共図書館が自身の社会的投資利益率を試算

カナダのスプルース・グローブ公共図書館は図書館がコミュニティにとって生み出した価値は930万ドルと試算したニュースを見つけました。

Spruce Grove Public Library is worth .3 million to the community
“The concept of establishing a social return on investment for library services,...

気になる評価の指標については以下にように書かれていました。

The indicators chosen for the study was cultural integrity, regional identity, social inclusion, cognitive and literacy development, health and wellness, engaged citizens and safer communities, entertainment, enjoyment and economic development.

この研究の指標は、文化的保全(cultural integrity)、地域のアイデンティティ、社会的包摂、認知と識字の発達、健康とウェルネス、関与している市民(engaged citizens)とより安全なコミュニティ、娯楽、楽しみ、経済発展でした。

※cultural integrityとengaged citizensの適訳が出てこずすいません。

調査の指標を用いた計算式まで記事から読み取れませんでしたが、スプルース・グローブ公共図書館の関連ページ(https://sgpl.ca/about/2019-roi-economic-impact_finance)には、

The SROI of SGPL was determined using a process created by Ontario Library Service

スプルース・グローブ公共図書館の社会的投資利益率はオンタリオ図書館サービスが作成したプロセスを使い決定した。

という記載がありました。オンタリオ図書館の資料も見て、算出根拠を深堀していきたいです。

鎌倉幸子(かまくら・さちこ)

アメリカ、オランダ、ドイツ、カンボジアでの海外生活15年の青森県民。現在は東京都在住。認定ファンドレイザー。社会的インパクト・マネジメント/ITコミュニケーションとファンドレイジングが守備範囲。 詳しいプロフィールはこちら。