SNSはウェブ上での「会話」です #06

音声配信のstand.fmで「ファンドレイザー(資金と仲間集め人)の仕事」という番組を始めました。

第6回目の配信のタイトルは「SNSはウェブ上での会話です」という話を。来月SNSの活用セミナーの講師をするので、その前に、SNSについて思っていることを話ししました。

SNSはウェブ上での「会話」です #06 - ファンドレイザー(資金と仲間集め人)の仕事 | stand.fm
SNSは「ウェブ上で社会的ネットワークを構築可能にするサービス」のことを指します。 ウェブ上での社会的ネットワークを構築するためには、ウェブ上で社会的な会話をす...

SNSはウェブ上での「会話」です

こんにちは。ファンドレイザーの鎌倉幸子です。この番組ではファンドレイジング(資金調達となかまを増やすこと)についてお伝えしていきます。

今日のテーマは「SNSはインターネット上の会話である」ことについてです。来月「SNSの使い方セミナー」に呼ばれて講師をすることになりました。過去にもSNSの使い方についてのセミナー講師をしたことがあります。

そこで聞かれる質問が、一日に何回投稿するとよいですか、とか、何時にアップすれば一番見てもらえるのでしょうかとか、どんな記事を書けば人は共感して商品を買ってくれるのでしょうか、NPOだと寄付をしてくれるのでしょうかと聞かれます。

ちょっと原点に立ち返ってほしいのは、そもそもSNSって何ということ。SNSはソーシャル・ネットワーキング・サービスの頭文字をとった言葉です。そしてSNSは「ウェブ上で社会的ネットワークを構築可能にするサービス」のことを指します。

ウェブ上での社会的ネットワークを構築するためには、ウェブ上で社会的な会話をすることが前提となります。一方的な発信では、会話を生み出すことなく、こちらから自分に都合のよい情報を発信しているだけかもしれません。

SNSを最大限に活用するためには、ウェブ上でツーウェーコミュニケーションを生み出すことが大切です。そのためにはこちらから話しかける、質問をする、その人のことを知ることが第一歩。時間がないときは「いいね」ボタンを押すだけでも、こちらから相手のことを気にかけているよという意思表示になります。

私のおすすめは自分で情報発信をする前に、相手の書き込みを読んで、こちらからコミュニケーションをとること。そして、自分の書き込みに反応をしてくれた人には感謝をしてお礼を伝えたり、その人のツイートを訪問しこちらからも反応をすることです。

SNSが出回り始めたとき、みなさんびっくりしたことは、コミュニケーションが取れる!ということだったのではないでしょうか。問い合わせフォームとかはあれどもウェブサイトは基本的に眺めるもの。

半面、TwitterやFacebookでは、気軽にコメントやいいねをしあえることに驚いたはずです。

SNSは「ウェブ上で社会的ネットワークを構築可能にするサービス」です。そのためにもウェブ上での社会的な会話ができているかが鍵となります。会話ができるようになれば、SNSのよいところが活かせるようになったといえるのではないでしょうか。

今日も聞いていただきありがとうございました。

調達したお金で、集まった仲間たちと一緒に、たくさんの挑戦できる世界になってほしいです。

ウェブ上でも、ツーウェイコミュニケーションを生み出し、仲間を増やしていきましょう。

ファンドレイザーの鎌倉幸子でした。

鎌倉幸子(かまくら・さちこ)

アメリカ、オランダ、ドイツ、カンボジアでの海外生活15年の青森県民。現在は東京都在住。認定ファンドレイザー。社会的インパクト・マネジメント/ITコミュニケーションとファンドレイジングが守備範囲。 詳しいプロフィールはこちら。