2020年3月13日(金)、東京電力福島第1原発事故の影響で不通となっていたJR常磐線富岡~浪江間を走る代行バスが5年間の役目を終えました。
私も3度。お世話になりました。写真は今年1月に富岡駅から浪江駅まで移動したときに撮りました。
3月13日、富岡駅前から浪江駅前までの代行バス最終便の添乗員さんのコメントが動画で公開されていました。
一つひとつが震災の記録。大切にしていきたいのでブログで紹介します。
こちら音声を文字に起こしました。
始まった当初は楢葉町の竜田駅から原ノ町駅間でございました。その当時は本当にお客様が1人、2人、3人と本当に少人数でございました。「大型バスにこんなに少なくて申し訳ないね」とお客様の思いを聞いたことがあります。
その後、浪江駅が開通し、小高駅が開通して、そして2年ほど前に富岡駅が開通して現在このように今日まで富岡駅、浪江間を運行してまいりました。
その当時は11時20分発の浪江行きが最終でございましたけれども、お客様女性の方だけですと、とても私も心配で、私事なんですけれども、ドライバーがいたときちらっといったんです。女性のお客様が最後にお降りになると、この灯り、治安も心配なので強化してくださいといったのを思い出します。
こういった思い出をかみしめながらいま、浪江駅に到着いたしました。
たくさんのお客様を乗せて走ってまいりました代行バス。本日をもって終了といたしました。多くのお客様、そしてまた本日最後にお乗りになりましたお客様、本日はJR列車代行バスをご利用いただきましてありがとうございました。
いよいよ明日、JR常磐線が開通いたします。福島の復興、ひとつまた前に進んだかなと私も福島県のものとして思います。
どうぞまたこれに懲りずJR常磐線をご利用いただきますことをお願いを申し上げまして、心から、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。お疲れさまでございました。みなさま。ありがとうございました。
お降りの際にはお忘れ物、落し物ございませんように、足元にご注意くだまして降りられますようにお願い申し上げます。
3月14日(土)、JR常磐線、9年ぶりに全線再開です。