【参加者募集】社会的インパクト・マネジメント研修 基礎コース<2020年3月4日(水)、5日(木)@早稲田>

社会的インパクト・マネジメント研修基礎コースが3月に開催されます。

近年、助成金の申請にも社会的インパクト評価が求められるようになりました。

ファンドレイジングのためにはもちろん、ガバナンス・組織力強化のためにも社会的インパクト・マネジメントの視点は不可欠になってきています。

でも「社会的インパクトてそもそも何」「なにから始めてよいのかわからない」と思われている団体が多いのではないでしょうか。

今回の基礎コースは社会的インパクト・マネジメントの定義など座学で学ぶだけではなく、さまざまなワークをグループで行いながら理解を深めていただく講座です。

受講生募集中です!

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講座詳細

国内外において、社会課題は山積し、複雑化する一方です。課題解決や新しい価値の創造のために、行政・企業・NPOなどがセクターの枠を越え、よりよい社会の実現に向けて取り組みを進めています。この動きのひとつとして、事業・活動の成果として得られる社会的インパクトを、「社会的インパクト・マネジメント」という共通の枠組みを用いて大きくする動きが始まっています。

2018年10月に社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI)が「社会的インパクト・マネジメント・ガイドライン」を発表しました。このガイドラインでは、非営利などの事業者が行う事業のステージを、大きく4つに分け、そのプロセスを提示しています。そして、それぞれのステージにおいて社会的インパクトを生み出すことを意図した活動を組み込んでいくことと、それを下支えする組織文化・ガバナンス体制をつくっていくことで、より大きな「社会的インパクト」へつながることを提示しています。

本研修では、社会的インパクト・マネジメント・ガイドラインに基づき、事業の各ステージ、特にその第一ステージである「計画」段階において事業者が実施するべきプロセスを紹介し、より効果的な事業運営・展開について理解を深めていきます。現場で活用できるツールやフレームを学ぶことで、団体の本部・スタッフだけでなく、事業の対象者やステークホルダー、そして資金提供者とも円滑にコミュニケーションを図り、共にインパクトを創出できるようになります。

■日時(2日間)
Day1:2020年3月4日(水)10:00〜18:00(9:45受付開始)
Day2:2020年3月5日(木)10:00〜18:00(9:45受付開始)

■基礎コース研修概要
Day1
・社会的インパクト・マネジメントとは
・インパクト・マネジメント4つのステージの概略
・第1ステージ:計画- (1)情報収集・リサーチ:現状を把握する
・第1ステージ:計画- (2)課題の特定と目的設定:課題を取り巻くシステムを理解する
・第1ステージ:計画- (3)計画策定:事業を進める活動を計画する
・ツール演習

Day2
・第2ステージ:実行- 事業の実施とモニタリング
・第3ステージ:効果の把握- 社会的インパクトの把握と検証
・第4ステージ:報告・発信-ステークホルダー・コミュニケーション
・要素:組織文化・ガバナンス
・ツール演習
※プログラムの内容は一部変更となる場合がございます。

■会場(2日間)
東京都新宿区西早稲田2-3-18
アバコビル6階 スカイラウンジ
・アクセス:東京メトロ東西線 早稲田駅から徒歩7分
http://www.avaco.info/company/access.html

■定員
20名(最小催行人数:8名)

■受講料(2日間、1日のみの参加でも同額)
30,000円
★同一の団体から複数の方にご参加いただける場合、割引の制度を設けています。対象となる方は、ご相談ください。

■こんな方にオススメ
NPO法人など非営利組織の経営者・スタッフ・ボランティア、中間支援組織スタッフ、財団スタッフ、資金提供者、評価者、ファンドレイザー、企業担当者、社会起業家、社会的インパクトに関心のある方

■講師
◆鎌倉 幸子
かまくらさちこ株式会社 代表取締役
大学職員を経験後、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会カンボジア事務所で学校図書室整備事業を担当。JICAとの草の根技術協力事業ではプロジェクトマネージャーを務める。2007年に帰国後、同団体で広報・ファンドレイジング業務を担当。2016年にかまくらさちこ株式会社を設立。現在、中間支援組織の広報業務、ソーシャルセクターのファンドレイジング伴走支援等を行っている。アメリカ・バーモント州の School for International Training 異文化経営学( International and Intercultural Management )修士号取得。

◆鎌田 淳
コネクティブ合同会社・代表 事業デザイナー/准認定ファンドレイザー
筑波大学卒業。民間企業にて、営業企画、マーケティング、法人営業、事業統括、営業推進に従事し、2014年よりNPOにて企業渉外、ファンドレイジング、協働プログラムの企画・運営、就労支援事業の統括責任者を担当。民間企業向け事業コンサルティング、NPO向けファンドレイジング支援・人材育成・コンサルティングを主に行う「コネクティブ合同会社」を2017年3月に設立。

◆浅井 美絵
フリーランスファンドレイザー/トレーナー
国際交流NGOピースボートでの職員経験後、一般企業において人材マネージメント、組織内における業務プロセス管理等のキャリアを経る。非営利組織の経営的な課題解決に挑戦するためNPO業界へ戻り、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウにて実務マネージメントとファンドレイジングを担当する。ファンドレイジングの重要性と可能性を感じ、2015年2月よりフリーランスとして独立。NPO等の組織運営・ファンドレイジングアドバイス、人材育成トレーニングを行う。

◆土岐 三輪
CSOネットワーク インパクト・マネジメント・ラボ アソシエイト
ITコンサルタント、環境・CSRコンサルタントを経て、東北支援の経済復興事業や海外NGOにて途上国の農村における女性の収入創出事業に携わる。帰国後、熊本震災復興支援、社会的インパクト投資NPO、SVP東京の事業統括を経て、2019年6月より独立。グロービス経営大学院卒業(MBA)。社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブの人材育成および資金提供者ワーキンググループメンバー。

■アドバイザー
◆今田 克司
CSOネットワーク理事、日本NPOセンター理事
社会的インパクトマネジメント関連では、2015年内閣府社会的インパクト評価ワーキンググループ委員、2016年度より社会的インパクト評価イニシアチブ共同事務局メンバー。社会的インパクト評価の「文化醸成」ロードマップ作成(2016年度)、ガイドライン作成ワーキンググループ(2017-2018年度)でリーダー役をつとめる。2017年度より、CSOネットワークで「発展的評価」研修事業を展開。2018年12月より日本評価学会理事。

■主催
一般財団法人CSOネットワーク インパクト・マネジメント・ラボ
https://www.csonj.org/activity2/impact-management-lab

■お問い合わせ
eval@csonj.org(CSOネットワーク 千葉)

※上記お申込フォームより必要事項を明記しお申込みの上、お申込金をお支払い頂いた時点でお席を確保させて頂きます。
※定員に達し次第締め切らせて頂きますので、ご了承ください。
※キャンセル料等:お振込み頂いた申込金・受講料は、理由の如何にかかわらず、申込者のご都合によるキャンセルの場合には返金できません。

<参考URL>
社会的インパクト・マネジメント・ガイドライン
http://www.impactmeasurement.jp/wp/wp-content/uploads/2018/11/impact-management-guideline-ver1.pdf

鎌倉幸子(かまくら・さちこ)

アメリカ、オランダ、ドイツ、カンボジアでの海外生活15年の青森県民。現在は東京都在住。認定ファンドレイザー。社会的インパクト・マネジメント/ITコミュニケーションとファンドレイジングが守備範囲。 詳しいプロフィールはこちら。