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伊万里市民図書館:伊万里をつくり・市民とともに育つ・市民の図書館

一本の大木がどどーんと目に飛び込んできました。

ここは森!?ではなく伊万里市民図書館の中です。

 

佐賀県にある伊万里市民図書館は平成7年(1995年)7月7日に開館。
(旧市民図書館は昭和29年4月開館。)

敷地面積 7,692.14平方メートル
建築面積 4,053.96平方メートル
延床面積 4,374.51平方メートル

のサイズの図書館です。

全国でも、一度は視察に行きたいとされる伊万里市民図書館に行ってきました!

*この記事は、2014年6月にアメブロで書いた記事です。記録に残したいと思い、こちらのブログに移行しました。

図書館長の意気込みを感じる

入口を入ってすぐのカウンターから見える、丸見えの部屋は、
ラジオの収録のスタジオじゃありません。

なんと館長室です。

「館長と話しませんか?」と入口に書いています。

地元の図書館の館長の顔って分からないもの(名前も・・・)

図書館長のトップセールスを感じます。

館長室の中に入ると、伊万里焼の工芸品が置いてありました。

人をお招きする館長室が、町の博物館になっているって素敵ですよね。

「どのカップでコーヒーを召し上がりますか」と、館長の一言!

ええ、いいんですか!?

私の選んだカップに、コーヒーを入れてくれました。

なんか一杯1,000円はする高級な喫茶店でいただく一杯のようです。

他の都道府県から来た人は、その土地の文化は気になるもの。

特に伊万里焼は有名ですので、コーヒーをいただきながら館長からその魅力を聞くと、
「買って帰ろうかな」と思うかもしれません。

図書館がその土地の産業のショールームになっていました。

「まちづくりのための図書館」 を掲げる

伊万里市が図書館設置にあたり位置づけたのが、

まちづくりのための図書館

そのため地域の視点を意識した伊万里学分類表がありました!
4項目に統合して本などの資料を分類しています。
■歴史と風土
先人のおしえを継承し、あるときは挑戦し未来につなげていくこと

■文化をつくる
人間の心に触れていく手法 美しさ・楽しさ・暖かさ・やすらぎ

■自然と産業
自然と自然に手をくわえていく技術

■社会をつくる
社会の意識や生活様式運営 方法・政治・行政・構造・制度

丸善&ジュンク堂

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