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市内の小学生児童全員に、市内の書店で本が買えるマイブッククーポンを配布!

本のまち八戸」を公約に掲げ当選した小林眞市長の元、さまざまな取り組みを行っている青森県八戸市。

やるなぁ、八戸。

いいなと思ったのがマイブッククーポン。なんと八戸市内の全47の小学校の全児童(1万2千人余り)に2000円分のクーポンを配布しています。

そしてこのクーポン、市内の書店で使うことができます。

昨年一度行って、住民や地元の書店にアンケートを取り、今年また改めて開催しているようです。

  マイブック推進事業アンケート結果


地元の書店に行こう

人って行き慣れていない場所に、行く習慣にはあまりならないじゃないですか。

小学生の時のコロコロコミックから始まり、本屋さんにはお世話になりました。高校生の時の、本屋さんで面白い出会いがあり、それから「本屋って、おもしろい」と思うようになりました。

「本屋さんで本当にあった物語」で入選した作品、世の中に出ないかな。

なので、小さい時に、本屋さんに足を向かせるというこの取り組みは、本を配布するよりも意味があるものだと思っています。

八戸市の本屋さんも盛り上がっています。本屋さんがワクワクしながら子どもたちが来るのを待っているなんて、すてきな光景ですよ。そしてドキドキしながらクーポンを握りしめてくる子どもたちも、自分の意志で何かを選ぶ夏を体験できます。

夏休み、すてきな思い出が出来そう。

こちら市内の本屋さんです。
  • アシーネ(株)八戸店(三春屋5階)
  • アリス書店
  • 伊吉書院全店(西店・類家店・旭ヶ丘店)
  • カネイリ番町店
  • 川村商店
  • 木村書店
  • くまざわ書店八戸店(ピアドゥ1階)
  • 書店はちのへ
  • TSUTAYA八戸ニュータウン店
  • 成田本店みなと高台店
  • BOOKS SAITO TSUTAYA根城店
  • 文教堂八戸駅店
  • みなみ書店
  • 未来屋八戸店(ラピア3階)
読書はインプット

マイブッククーポンのことは昨年(2014年)の東奥日報に載っていた記事「たくさん読書しよう~八戸市、全児童にクーポン」で拝見しました。実家に帰っていた時でしたね。

まさに、「やるな!八戸」と叫んでしまいました、私は弘前市民です。

そこは八戸市教育委員会教育指導課主事の佐々木火宏恵さんのコメントがありました。

たくさん読書して、本から学んだことを基に自分なりの新しい見方・考え方を身に付け、人の気持ちを考える心の余裕をもってください

なんとなくせわしないこのご時世。

ゆっくりと時間をかけて何かをするのは非効率と思われる傾向にあります。

昨日ブログに「金曜日は未読メールゼロで事務所を出ると気持ちがいいね!」という記事を書き、たくさんの方に読んでいただいております。

メールをサクサクさばいて早く事務所を出たい、と思っている人が多いんだなと改めて感じました。

それって余裕を持ちたいからですよね。

こんな世の中だからこそ、外界をシャットダウンして、自分と向き合い他社と向き合える読書の時間を持ってみてはいかがでしょうか?

「こんな時だからこそ、今、出会う本が一生の支えになる」
それを信じて、本を持って巡回する移動図書館を実施中

kamakura_sachiko