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弘前に残る洋風建築「県重宝旧弘前市立図書館」は、下宿にもなっていた

弘前城の桜まつりで有名な青森県弘前市ですが、明治・大正時代に建てられた洋風建築が数多く残っているのです。

本州の最果ての地。新幹線が新青森まで通った今でも「遠いなぁ」と感じるかもしれないこの土地に、100年以上前から積極的に海外のものをとり入れようとした当時の弘前人の心意気を感じます。

文化と文化が交わるところに、新たな価値が生まれる。だから私は弘前が好きなんです。

その一つに現在、青森県重宝になっている「旧弘前市立図書館」があります。

さて、こちら1931年まで市立図書館として利用されていましたが、払下げとなり、市内の富野町に移築され、下宿として使われていたそうです。こんなすてきな洋館が下宿なんて素敵です。

下宿として住んでいらっしゃった方がいたらお話を伺いたいですね。

1990年、市制施行100周年の記念施設のひとつとして、今の場所に移築されました。移動しまくりの建物です。1993年に県重宝に認定されました。

他にも見所満載、食べ物もおいしい弘前に、遊びに来てください!

■施設概要■

名称  県重宝 旧弘前市立図書館

指定年月日 平成5年1月22日

構造及び床面積
1)構造 
木造亜鉛メッキ鉄板葺大壁造三階建
基礎: 安山岩積布基礎、一部礎石建ち
外壁: 土壁しっくい塗

2)床面積
1階 96.298㎡ (化粧室除く)
2階 96.298㎡
3階 68.578㎡

合計 261.174㎡

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