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第100回全国図書館大会の特色は5つ!

第100回目を迎える全国図書館大会が明治大学の駿河台キャンパスで行われました。

今年のテーマは「図書館文化を明日の力に」
 

第一回の大会は1906年(明治39年)に帝国図書館新築落成式に合わせ、当時の東京帝国大学を会場に「全国図書館員大会」が開催されました。

第2次世界大戦により昭和15~22年までは中断していましたが、その後毎年前項図書館大会が開かれています。長い歴史がありますね。

全国図書館大会の募集要項の「ごあいさつ」に主催である公益社団法人日本図書館協会が今回の大会の特色として上げていることは以下の通りです。

  • 図書館員や図書館関係者だけが集うのではなく、図書館に関心がある市民も大会にお招きし、その様子を多くの市民に見ていただける大会にしたいと思っています。
  • 海外から図書館関係者をお招きし、相互に交流し、世界に発信する大会にしたいと思っています。
  • 図書館が、地域社会の文化の受け皿となり、人々が交流し、新しいコミュニティーの芽が育まれ、活力ある地域を創りだす役割を果たしていける大会にしたいと思っています。
  • 大学、学校、職場、地域で図書館の役割を見つめなおし、それぞれの営みの核となる図書館を展望できるような大会にしたいと思っています。
  • 図書館の基本的な使命である、読書と情報を、できるだけ多くの方々に提供していく機能を見つめなおし、さまざまな機関、団体と連絡し、市民の方々との連携協力をより確かなものにしながら、図書館の発展を高める大会にしたいと思っています。

さて、開会式の中で、図書館を支援する団体などへの感謝状贈呈があったのですが、

図書館戦争の有川浩さんが選ばれました。

有川さんご本人はご多忙とのことで、代理でメディアワークスの編集の方が来られていました。

また東日本大震災の際に、被災地の図書館の支援をしてくださった海外の政府、企業、学校、協会へ感謝状の授与がありました。

お気持ちをお寄せいただきました皆様に感謝です。

こちらが今回の受賞者です。

カナダ連邦政府、ブリティッシュコロンビア州政府、アルバータ州政府、カナダ林産業界団体は宮城県名取市の図書館「どんぐり・アンみんなの図書室」の建設の支援をされました。

オーストラリア・ニュージーランド銀行は宮城県南三陸町の図書室や生涯学習センターを持った施設・南三陸オーストラリア友好学習館(愛称:コアラ館)の建設へのご支援をいただきました。


豪日交流基金とクイーンズランド州立アイロンサイド高校の皆さまには、福島の避難指定指示区域である飯館村へ移動図書館車の寄贈をされました。

あと、アメリカで図書館に呼びかけていただき日本図書館協会ご寄付をいただいたアメリカ図書館協会にも感謝状が授与されました。

また第100回の今回、各都道府県の県立図書館が推薦をした団体・個人に感謝状の贈呈がありました。図書館を支援する団体・個人ということで選ばれたそうです。

この授賞式のために全国から多くの方が参加。

公共の図書館ではなく図書館友の会だったり、文庫をされている方だったり、読み聞かせのサークルの方だったり!この直後行われた懇親会では、受賞者の方から活動の詳細も伺えました。

私の所属しているシャンティ国際ボランティア会も感謝状をいただきました。岩手県立図書館にご推薦をいただいたそうです。ありがとうございます。

この様に図書館員だけではない方も多数参加されていました!でも全員「図書館を応援したい」「市民に本を届けていきたい」と言う思いを持った方たちです。

本日の分科会の報告はまたさせていただきます!

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