「デザイン思考」のプレゼンテーションのコメンテーターを務めました

田園調布にある「田園調布学園」に行ってきました。

高校1年生を対象に「土曜日プログラム」として様々なプログラムが行われていました。

「デザイン思考」もそのプログラムの一つです。

「デザイン思考」とは

発表会の前に手渡されたプログラムにある紹介文です。

デザイン思考

課題解決のために、自分たちが考えたアイディアをプロトタイプとして可視化し、テスト・改善を繰り返していく「デザイン思考」を学びました。徹底してユーザー(利用者)視点に立つことと、アイディアを緻密に計画してから形作るのではなく何度もプロトタイプを作りながら良くしていくこと。人びとの興味・関心もコベッツか・差異化し、価値観が変化し続ける時代の中で、より良く生きるために大切な資質を育みます。「寄付・チャリティ文化を根付かせる新しいモノコト」「ジェンダー問題におけるこれからの社会に必要なモノコト」「学力を伸ばす新しいモノコト」の3つのテーマで、アイディアの発表を行います。

高校1年生の皆さんは4時間座で学び、3時間はグループで自分たちが考えたアイディアをブラッシュアップしていく授業を受けたそうです。

私は「寄付・チャリティ文化を根付かせる新しいモノコト」を選んだ4グループの発表を聞き、質問をしたり、コメントを伝えるコメンテーターを務めました。

女子高生が考えた「寄付・チャリティ文化を根付かせる新しいモノコト」

4グループのプレゼンテーションは多岐に渡っていました。

  • フードロス削減の取組
  • クラウドファンディングのアプリ開発
  • ピタゴラ装置の募金箱作成
  • SNSを活用した情報拡散

ただグループで話し合ってプレゼン資料をつくるだけではなく、同級生にヒアリング調査をしたりウェブ調査を行い精度を高めていったようです。

「SNSといえば、高校生はInstagramなんだな」と私も勉強になりました。

プレゼンテーション5分、それに私が5分間のコメントを伝えました。

4グループのプレゼンの最後に全員に対して私が伝えたことは以下の通りです。

  • 寄付はただのお金の集金ではなく、社会の課題解決への参画の方法のひとつ
  • 寄付を集めるという行為ばかりを考えるだけではなく、寄付してくれた人に報告をすることも忘れずに。それが寄付文化の醸成につながる
  • 高校生の世代だから「寄付をする行為について違和感」があるのであれば、それをきちんと声にあげるべき。寄付商品も「高校生の視点ではこうです」と商品開発にも声をあげて行けばよい
  • まずは今回考えたことを学園祭などでテストしてほしい

少しでも持ち帰ってもらえたら嬉しい。

田園調布駅に降り立ったのは今回が初めてでした。

何もかも、新鮮でよい機会でした。お声がけいただいたみなさま、ありがとうございます。

 

鎌倉幸子(かまくら・さちこ)

アメリカ、オランダ、ドイツ、カンボジアでの海外生活15年の青森県民。現在は東京都在住。認定ファンドレイザー。社会的インパクト・マネジメント/ITコミュニケーションとファンドレイジングが守備範囲。 詳しいプロフィールはこちら。