“風の電話”映画化!-映画とクラウドファンディングについて考える

今日、Facebookを見ていたら「いいね」を押している岩手県大槌町のひょっこりひょうたん塾の投稿が目に飛び込んできました。

大槌町にある「風の電話」が映画化されるニュースです!

岩手県大槌町にひっそりとたたずむ「風の電話」。線のつながっていない黒電話に向かって、東日本大震災でいのちを失い、いま亡き人に「今まで言葉にできなかった想い」を伝える人が後を絶ちません。

http://bell-gardia.jp/guide/kaze-no-denwa/

「風の電話」が映画になることは聞いていたけど、クラウドファンディングを実施ていたことは知りませんでした。

https://a-port.asahi.com/projects/eiga-kazenodenwa/

目標金額の300万円に対し1,640,000円で終了していました。

このクラウドファンディングは達成しない場合でも調達した分の資金を受け取れるAll Inだったようで、目標金額の300万円を達成せずとも集まった金額から手数料を引いた分が受け取れるからよいのだけれど、

  • 大槌町出身者
  • 「風の電話」に関する書籍を買った人
  • 東日本大震災で大槌町にボランティアで入っていた人たち

が、このクラウドファンディングを知っていたら絶対支援したと思います。

私自身、支援できなかったことにショックを受けてます。

情報が届けば、応援してくれる人が必ずいる。だからクラウドファンディングを開始する前に、しっかりと誰に情報を届けるかを考えて、リスト化することが大切だと改めて感じました。

誰に情報が届けば応援してもらえるかをしっかり考え、リストをつくるのは、映画に限らずクラウドファンディングをスタートする前にとても重要なことです。

いま映画のクラウドファンディングをお手伝いする予定です。ちょうど関係者となるえる人たち、共感をいただけそうな層の分析を進めようとしていたところです。

今回お手伝いする映画を知りたかったという人達にきちんと届きますように。

かぜのでんわ

  • 作者:いもとようこ
  • 出版社:金の星社
  • 発売日: 2014年02月

 

「風の電話」とグリーフケア

  • 作者:矢永由里子/佐々木格
  • 出版社:風間書房
  • 発売日: 2018年10月31日
鎌倉幸子(かまくら・さちこ)

アメリカ、オランダ、ドイツ、カンボジアでの海外生活15年の青森県民。現在は東京都在住。認定ファンドレイザー。社会的インパクト・マネジメント/ITコミュニケーションとファンドレイジングが守備範囲。 詳しいプロフィールはこちら。